燃料とは、大気中で簡単に燃焼させて大量の熱を発生し、かつ、容易にその熱量を利用することができるもので、なおかつ、現在では環境保全のためにも公害発生のないものか、できるだけ少ないものが条件になります。
その他の条件として、調達が容易で豊富にあり、取扱や貯蔵が容易で安全性のあるものになります。
燃料の種類
液体燃料
液体燃料
気体燃料
都市ガス、発生炉ガス、高炉ガス、天然ガス、液化天然ガス、液化石油ガス
固体燃料
石炭、褐炭、コークス、練炭、 木材
特殊燃料
木屑、一般廃棄物(ごみ)、廃タイヤ、バガス(砂糖きびの絞りかす)、植物性廃油等
原子炉とボイラは似ている?
原子力発電とは、ボイラを原子炉に置きかえたもの、ということができます。
蒸気の力でタービンを回し、電気を起こすという点では同じ。ボイラの仲間です。
石炭、石油、天然ガス等のいわゆる化学燃料や高炉ガス、バガス(砂糖きびの絞りかす)などの化石燃料以外の燃料の燃焼熱を加熱源とするものをボイラ、原子核分裂の熱を加熱源とするものを原子炉といいます。 しかし、原子炉はボイラと比べて特異な点が多く、別の専門分野として扱われています。
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